造成工事について
造成工事とは、農地としての利用を前提に、土地の状態を整え、作物が育ちやすい環境をつくるための基礎的な土木作業のことです。もともと住宅や雑種地、山林、放棄地などだった場所を新たに畑や田んぼとして使う場合や、すでにある畑をより使いやすく、効率的に農作業ができるように改良したい場合にも行われます。
造成工事の主な内容
土壌改良
造成工事の最初のステップは、土地の土壌を農業に適した状態に整えることです。土壌の状態によっては、水はけが悪かったり、固くて根が張りにくい場合があります。
そのため、土の中にある石や雑草、不要なものを取り除き、必要に応じて砂や腐葉土、堆肥などを混ぜ込むことで、作物が元気に育つ土壌に改善します。
また、排水路や暗渠パイプを設置して、水がたまらないような環境づくりも大切な工程です。

着工前

擁壁工

管水路工
土地の整地・造成
次に行うのが、土地の表面を平らにし、使いやすい形状に整える「整地作業」です。
畑の傾きや凹凸をなくし、農業機械がスムーズに作業できるように地面をならします。また、もともと小さな畑が複数分かれている場合には、仕切りや土手を取り除き、ひとつの広い圃場にまとめることも行います。これによって作業効率が大幅に向上し、より大きな規模での農業経営も可能となります。

調整池工

調整池工

調整池工
周辺設備の設置
必要に応じて、道路や農道の整備、防風林やフェンス、灌水設備などの設置も造成工事の一環として行われます。
これらの設備を整えることで、作業の安全性が高まり、農地の管理もしやすくなります。

法面防草工

坂路工・コンクリート打設

完成
造成工事のメリット
造成工事をしっかりと行うことで、作物の生育環境が飛躍的に向上し、収穫量や品質にも大きな違いが生まれます。
また、整地や圃場の拡張によって機械作業がしやすくなり、作業時間や労力の削減にもつながります。
さらに、排水性や土壌環境を改善することで、水害や病害のリスクも軽減できます。
トクノウ株式会社のサポート
トクノウ株式会社では、お客様のご要望や土地の状況に合わせて、最適な造成工事プランをご提案します。
現地の調査から設計、施工、アフターサポートまで一貫して対応。農業が初めての方や「どこから手を付けたらいいか分からない」という方も、安心してご相談いただけます。
農地の新規造成やリニューアルをお考えの際は、ぜひ一度トクノウ株式会社までお問い合わせください。