作業しやすく、育てやすく。苺栽培の理想形。
高設栽培と環境制御が融合した「とこはる」は、品質・収量・作業性をトータルで進化させます。


苺のための環境を、すべて自動で最適化。
作業性を高める高設ベッド構造
腰をかがめず立ったままで管理・収穫ができるベッド高と、安定した栽培スペースを両立。
観光農園や長時間作業の現場でも、身体への負担を大幅に軽減します。
培地の温度と水分を最適に保つ環境制御
温湯管や温床線で根域をじんわりと加温し、ストレスなく育成をサポート。
さらに、吸水芯と日射比例給液により、必要な水と養分を必要なタイミングで届けます。
品質の安定と高収量の両立
果実の色づき・甘さ・形のバラつきを抑え、均一な品質を実現。
生育環境を安定させることで、着果率や収穫サイクルも安定し、市場価値の高い収穫が可能になります。
システム断面図の構成

吸水芯と培地層
ベッド内には、苺の根がしっかり張れる保水性の高い培地を採用。底部に設置された吸水芯が毛細管現象で水を吸い上げ、根に近い層に常に安定した水分を供給します。乾きすぎも過湿も防ぎ、根の健全な成長をサポートします。
温湯管(温床線)による根域加温
ベッドの下部には温湯管または温床線を通し、培地内部を穏やかに加温。特に気温の低い時期でも根の温度を一定に保ち、着果の安定化や育成スピードの向上につながります。
日射比例型の給液システム
外部センサーで日射量を計測し、必要な時間帯に必要な量だけの養液を供給。過剰施肥や無駄な給液を防ぎつつ、果実の味や見た目にも良い影響を与えます。水や資材のロスも抑えられるエコな設計です。

「とこはる」導入による変化と価値
「とこはる」は、単なる高設ベッドではありません。作業姿勢の改善だけでなく、環境制御の技術によって栽培の質そのものを変えるシステムです。
根域の温度・水分管理が徹底されることで、収穫量はもちろん、果実の形状・色づき・糖度など品質面にも大きな改善が見込めます。また、給液の自動化や作業負担の軽減により、省力化と安定経営の両立が可能です。
観光農園のように見た目や収穫体験が重視される現場から、収量・出荷安定が求められる専業農家まで、幅広い導入実績があり、リピート率も高いのが特長です。
環境制御がもたらす、確かな成果
「とこはる」は、苺栽培の作業性と収量・品質の向上を同時に実現するシステムです。
高設ベッドによって作業姿勢が改善され、長時間の管理や収穫も体への負担が少なく、パート従業員や高齢者でも作業しやすい環境を提供します。
加えて、温湯配管や吸水芯、日射比例型の給液システムが組み合わさることで、培地の温度・水分・養液が常に安定。これにより、果実のサイズや色づき、糖度が揃いやすくなり、市場価値の高い苺の収穫が可能になります。
また、無駄のない給液制御により、水や肥料のロスも抑えられ、資材コストの削減にもつながります。
導入農家からは、**「収量が20%以上増えた」「B品率が激減した」「収穫作業が楽になった」**といった声も多く、観光農園や専業農家を問わず高い評価を得ています。