新着情報
 2017/1/6(奈良営業所)更新
施設園芸の中で最も普及率が高いパイプハウス。
これまでも、これからも普及していくパイプハウス。
耐久年数が15年とも20年とも言われるパイプハウス。
今、このパイプハウスが近年の異常気象により倒壊が頻発している。
私達徳農種苗は、最も簡易で安価なこの施設に再度着目しました。
どうすれば強度が上がるか、しかも安く特別な技術を必要とせず建設
できるか。またその強度を数字で表す‘見える化‘が出来ないか。
そこで今回‘見える化‘の第一弾として奈良県の産官学連携協定事業
から生まれた【新構造ハウス】をご紹介します。
   ここをクリックしてスライドショーをみる
順次ホームページにてアップしていきます。ご期待ください。



12/20更新

高強度次世代型パイプハウスについて(ご報告)
去る1129日(木)に、阿波市阿波町圃場にて高強度次世代型パイプハウスの現地検討会を行い、阿波市役所、JA阿波町を始め、各農業支援センターの方々、
30名の方にご参加いただきました。

また、現地視察後には、徳島大学工学部 成行義文 教授による、今回のパイプハウスの構造解析についての講演会も行われました。

左上、右下:阿波市役所 会議室にて
精緻な構造解析によって、高強度ハウスの設計や、損傷予測が立てられるようになった
右上、左下:現地ハウスでの視察
軒高2.5m、アーチピッチ1.5mによりハウス内は広く、採光性が高い
このハウスは「平成24年度とくしま経済飛躍ファンド実施事業」により、弊社と株式会社アグリベスト、独立行政法人徳島大学が連携して建設しました。

【背景・事業概要】徳島県内の施設園芸産地は、中小規模の生産農家が多く、中小規模パイプハウス(従来のパイプハウス)が主要な生産基盤となっています。しかし、近年の農業資 材や燃料価格の高騰、担い手不足などにより、厳しい経営環境にあります。さらに、TPP交渉参加が発表されたことにより、農産物価格のさらなる下落が想定されます。
このため、「収量を増やす」ことを目的として、一戸あたりの栽培面積の大規模化・周年栽培による生産販売量の確保を図ることが必要となります。
今回の事業では、課題であったハウス導入(増設)の際の低コスト化、耐候性(耐風・耐積雪)の向上を目的として、高強度次世代型パイプハウスを開発しました。

【ハウス概要】
・圃場 阿波市阿波町
・間口8m×40m×2連棟 (軒高2.5m)
・栽培品目 トマト

【ハウス特徴】

@低コスト化

   アーチパイプの間隔を従来の50cmから1.5mに広げ、省骨材化を図った(従来の30%減)。

A 高強度

省骨材化による強度不足への対策のため、ダブルアーチ化を行った。また、ダブルアーチとモヤパイプを一体的につなぎ、
奥行き方向の揺れに対する強度を高めた。

徳島大学 成行教授 による構造解析の結果、風速36/sで無損傷であった。

従来のパイプハウスは実績と経験に基づいて設計・施工が行われており、強度に対する根拠がなかった。今回の解析には、線形構造解析を用い、設計荷重に対して安全性が保障された合理的なパイプハウス構造の設計が可能となった。

B 基礎部材の開発

   @、Aを図る上で、基礎の強化・施工の簡易化が必要である。

    新規基礎部材であるプレートアンカー、ポータブル引き抜き試験機を開発した。

11/30更新
AED設置

ご来店のお客様や地域の方々の緊急事態にも備え
「AED(自動体外式除細動器)」を設置いたしました。


徳農種苗鰍ヘ積極的に社会貢献を推進して参ります。

11/30更新
いちごのタンソ病対策

株元潅水資材について
                                
【開発の目的】
雨水または頭上潅水による、炭疽病菌の雨伝染を防ぐための方法としては、従来は底面給水法が採用されてきたが、この方法は、使用する培地の種類によっては過湿害やポット上部の塩類集積、疫病の蔓延を誘発する可能性があるため、徳島県と徳農種苗鰍ニの共同研究により、株元へ潅水する方法と、従来の頭上潅水では不可能な均一潅水の方法として開発。(感染している株には効果がありません。蔓延を防ぐものです)

品名 利用 欠点
ドリップクロス
   ツイントレイ用
   スクスクトレイ用
   アイポットパネル用

【詳細】
省力育苗トレイに、穴あき加工された不織布を敷き、その上に点滴チューブを設置し潅水をする。
・省力トレイを所有している場合は投資金額が安価
・培地温度が少し下がる
・設置が容易
 トレイの上に敷いて湿すだけ
・潅水の手間が省ける
・設置直後の強風に注意
 洗濯ばさみ等で固定する必要
 がある
・布を乾燥させると受け苗の場合
 ランナーが焼ける。
 → タイマー潅水で細かく潅
 水する必要がある
・置肥が溶けにくい
 → 培地に埋め込むか、
   液肥で管理する必要あり
潅水樋。(かんすいとい)
   TOシステムトレイ
   SSトレイ
   PTトレイ など

【詳細】
上記の区分けされたポリ鉢用のトレイに点滴チューブを置くための樋を設置し、各ポットに分割して潅水をする。
・トレイの中古品を入手すれば安価に導入することができる
・潅水の手間が省ける
・潅水間隔は従来の頭上潅水や、
 手潅水と同様
・設置に手間がかかる。
・点滴チューブの伸び縮みに
 注意。
・トレイの24穴のうち、12穴を
 利用するので、無駄な感じが
する。
・トレイとトレイの間隔を開けて
 設置するのでスペースに無駄
 ができる。
サクセストレイ

【詳細】
トレイと潅水樋。が一体成型されたトレイ。
・培土量が多い(9cmポット並)
 しっかりした苗を育生
・1トレイに18株なので、ツイン
 トレイ、潅水樋。に比べて、初期投資、スペースに無駄がない。
・施工が容易
・ポット部の形状に根巻防止効果
 がある
・置肥が溶けにくい。
 → 液肥管理が好ましい
・他の省力トレイと比較して、培土量が多くなり、その分経費がかかる。

【各株元潅水資材使用状況】

@ ドリップクロス
使用トレイ:ツイントレイ12型
採苗方法 :受け苗
潅  水 :タイマー潅水
      ※電磁弁切り替え
施  肥 :液肥混入機を利用し、
    低濃度で毎回施肥。
   (高設栽培的な施肥管理)
  品  種 :さちのか
A 潅水樋。
使用トレイ:TOシステムトレイ9cmP用
採苗方法 :受け苗
潅  水 :タイマー潅水
施  肥 :液肥混入機を利用し、
    低濃度で毎回施肥。
   (高設栽培的な施肥管理)
  品  種 :さちのか
B サクセストレイ
採苗方法 :受け苗
潅  水 :タイマー潅水
施  肥 :液肥混入機を利用し、
    低濃度で毎回施肥。
   (高設栽培的な施肥管理)
  品  種 :さちのか

【株元潅水法(ドリップ潅水法)による効果】



【株元潅水法+薬剤散布の相乗効果】



【イチゴ炭疽病の対策として】
@ 高設棚での育苗
※地面からの跳ね返りを防ぐ
A 雨よけハウス
※ 雨よけハウス + 頭上潅水 では昨今の気候を考慮すると、雨の回数よりも、頭上潅水による回数(頻度)の方が多くなり、かえって炭疽病を蔓延させてしまう可能性がある。
B 窒素成分を減らした施肥管理により、窒素過多を防ぎ、病気に弱い苗を作らない
※ 充実した苗を育生することが難しく、収量低下になる恐れ
C 確実な薬剤散布による予防(ローテーション散布)
D 頭上散布をしない
※ 飛散による伝染を防ぐ
※ 均一な潅水にならず、「少ないところはいつも少ない、多いところはいつも多い」という状態になるので過乾燥、過湿という2極化になり、苗が揃わない。もしくは、過乾燥によるショックで芽なし株の増長、過湿による根腐れという結果になることも
E 健全親株の育成
※ 徳島県においては、支援センター・JAによる簡易検定を行い、事前に潜在感染親株の除去を進めている。 → 感染する確率を下げる

F 施肥方法の改善
※ 従来より、置肥の「イッキ溶け」で根を痛めた経験があるかと思います。
→ 液肥で管理することにより、充実期と花芽分化促進時期(N断)にも、対応することができる
→ 株(根)を弱らせずに花芽分化させることを目標とする。
                          
上記のことを総括すると、
(前段階として、ウイルスフリー株を購入)
 @  健全親株の育成 ・・・ 炭疽病簡易検定による潜在感染株の早期発見
 A  親株育成時の予防散布
 B  育苗ハウスの準備(雨よけハウス)
          ※本当は親株の育成時からが好ましい
          ※常に雨よけでなくても「だらだら雨が降ったときに被覆できるハウス」
            (台風は諦める)
 C  株元潅水資材の導入(ドリップクロス、潅水樋。、サクセストレイ等)
          = 点滴潅水
 D  確実なローテーション散布
E 根に優しい液肥による施肥・育苗後期の肥料バランスの変化

【注意点】 株元潅水 + 雨よけ育苗 をすることでの弊害
  葉がいつも乾燥しているので、ウドンコ病・ハダニに注意する。
→ 炭疽病対策の薬散だけではなく、高温時期に確実に殺虫・殺菌剤を予防的に散布することをおすすめします。



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